三角関数のグラフ
三角関数のグラフ
関数といえばグラフ!!
\(1\) 次関数、\(2\) 次関数・・・関数と言えばグラフで学習をしてきました。
今回もやります。
三角関数のグラフについて学習していきましょう!
\(y= \sin \theta\) のグラフ
でははじめに、\(y= \sin \theta\) のグラフから見ていきましょう。
※\(\theta\) は一般角です。 \(360°=2\pi\) を超えた角や、負の角も取ります。
グラフは以下のようになります。
この曲線は、
\(\theta=0\) で \(y=0\)
\(\theta=\displaystyle \frac{\pi}{6}\) で \(y=\displaystyle \frac{1}{2}\)
\(\theta=\displaystyle \frac{\pi}{4}\) で \(y=\displaystyle \frac{\sqrt{2}}{2}\)
\(\theta=\displaystyle \frac{\pi}{3}\) で \(y=\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}\)
\(\theta=\displaystyle \frac{\pi}{2}\) で \(y=1\)
このように、点を取っていくことで、グラフが完成します。
無限個の点をとる作業は無理なので、上のような曲線になるという事実を覚えてしまえばOKです。
\(\theta\) が \(0\) から \(360°=2 \pi\) までで、円を \(1\) 周します。
その後は、同じ円をまた回るだけなので、
グラフは \(0\) から \(2\pi \) までのものを繰り返します。
これを周期としてあとはひたすら繰り返しです。
このことを周期が \(2\pi\) といいます。
関数の値域は \(-1 \leqq y \leqq 1\)
縮小して、広い範囲で見てみましょう。
\(-2\pi \leqq \theta \leqq 5\pi\)
\(y= \cos \theta\) のグラフ
同様にグラフをかくと以下のようになります。
\(y=\sin \theta\) とまったく同じ曲線になります。
\(\theta\) 軸方向に\(-\displaystyle \frac{\pi}{2}\) 平行移動したグラフです。
つまり、
\(\sin (\theta+\displaystyle \frac{\pi}{2})=\cos \theta\) ということです。
もちろん
\(\cos (\theta-\displaystyle \frac{\pi}{2})=\sin \theta\) ということです。
周期が \(2\pi\)
関数の値域は \(-1 \leqq y \leqq 1\)
\(y= \tan \theta\) のグラフ
原点について対称です。
周期は \(\pi\)
値域は実数全体となります。
直線 \(\theta=\displaystyle \frac{\pi}{2}\) や
直線 \(\theta=\displaystyle \frac{3}{2}\pi\)
を漸近線にもちます。
まとめてかくと、直線 \(\theta=\displaystyle \frac{1}{2}\pi+n\pi\) (\(n\) は整数)が漸近線です。