弧度法の徹底練習
弧度法なんて怖くない
弧度法って何なのコレ・・・
唖然とする高校生を大量生産する「弧度法」
まずは徹底的な「丸暗記」をして慣れていただく、それだけです!!
\(45°=\displaystyle \frac{\pi}{4}\)
\(180°= \pi\) です。
これをとにかく暗記してください。
これさえ覚えておけば、他はすべて比例計算で求めることができます。
\(180°= \pi\) の半分は、
\(90°=\displaystyle \frac{\pi}{2}\)
計算で求められますが、直角は \(\displaystyle \frac{\pi}{2}\)
非常に良く使うので丸暗記しましょう。
さらに半分は
\(45°=\displaystyle \frac{\pi}{4}\)
これも自然と暗記してしまいますね。
\(45°\) きざみの角が弧度法でどうなるのかを図で見ておきましょう。
半円が \(\pi\) です。この半円が基準です。
半円を \(4\) 等分したもの、 \(2\) 等分したもの、
図で視覚的にも覚えてしまいましょう。
すべてを急いで丸暗記しなくとも、\(180°= \pi\) さえ覚えていれば
求められますね。
赤字のものは丸暗記してしまいましょう。
\(60°=\displaystyle \frac{\pi}{3}\)
\(180°= \pi\) なので、
これの \(\displaystyle \frac{1}{3}\) は
\(60°=\displaystyle \frac{\pi}{3}\)
これの \(2\) 倍は
\(120°=\displaystyle \frac{2\pi}{3}\)
計算ですぐに求められますが、できるだけはやく丸暗記です。
\(60°\) きざみの角が弧度法でどうなるのかの図です。
\(240°,300°\) は急いで丸暗記しなくともOKです。
丸暗記していなくとも、容易に求められますからね。
赤字のものは丸暗記してしまいましょう。
\(30°=\displaystyle \frac{\pi}{6}\)
\(60°=\displaystyle \frac{\pi}{3}\) なので、
これの半分は
\(30°=\displaystyle \frac{\pi}{6}\)
これも 計算ですぐに求められますが、できるだけはやく丸暗記しましょう。
\(30°\) きざみの角が弧度法でどうなるのかの図は、\(60°\) きざみの
細かい版です。
\(180°\) を超えた角は急いで丸暗記しなくてもOKです。
容易に求められますね。
赤字のものは丸暗記してしまいましょう。
例題1
\(1\) ラジアンは度数法で何度ですか。
また度数法で \(1\) 度を、弧度法で表しなさい。
解説
大学入試ではまず見ない問題ですが、
学校の定期テストで出題されるタイプです。
\(180°= \pi\) なので、
両辺を \(\pi\) で割れば、
\(\displaystyle \frac{180°}{\pi} = 1\)
よって、 \(1\) ラジアンは \(\displaystyle \frac{180°}{\pi}\) です。
また、 \(180°= \pi\) の両辺を \(180\) で割れば、
\(1°=\displaystyle \frac{\pi}{180}\)
よって、度数法で \(1\) 度は、弧度法で \(\displaystyle \frac{\pi}{180}\) ラジアンです。
※ラジアンはつけなくて可
例題2
次の度数は弧度に、弧度は度数にそれぞれ直しなさい。
(1)\(450°\)
(2) \(-60°\)
(3) \(\displaystyle \frac{\pi}{12}\)
(4) \(-\displaystyle \frac{\pi}{5}\)
解説
\(180°= \pi\) を覚えて、あとは比例計算をするだけです。
(1)\(450°\)
\(90°=\displaystyle \frac{\pi}{2}\) の \(5\) 倍なので、
\(450°=\displaystyle \frac{5}{2}\pi\)
以下同様の比例計算です。答えのみ記しておきます。
(2) \(-60°=-\displaystyle \frac{\pi}{3}\)
(3) \(\displaystyle \frac{\pi}{12}=15°\)
(4) \(-\displaystyle \frac{\pi}{5}=-36°\)
